寄付のお願いの仕方は?読み手の心に響く手紙・メールの文例3選

「寄付をお願いしたいけど、なんて伝えればいいかわからない!」
「テンプレがあれば、それを参考にしたい!」
そんな方へ、自信を持って寄付をお願いするための文例を3つご紹介します。

文例1:新しいプロジェクトを始めるときの手紙

ケーススタディ:カンボジアで教育支援を届けるNPOが、教科書を送る企画を始めた場合

平素よりお世話になっております、NPO法人〇〇の鈴木です。
突然ご連絡を差し上げ、大変恐れ入ります。

私どもNPO法人〇〇はカンボジアの子どもたちに、設立から20年間、一貫して教育の支援を届けています。
この度は、現地の子どもたちへ「新しい教科書を送るプロジェクト」についてお伝えしたく、ご連絡差し上げました。

カンボジアでは、いまだに◆万人の子どもたちが貧しさゆえ学校に通えず、ゴミ山などの危険な環境で強制的に働かされているのが現状です。
そこで彼らがお金の心配をすることなく勉強に向かえるよう、新しい教科書を贈りたく、ご寄付を募ることとなりました。

つきましては、ぜひ一度お話しする機会をいただけませんでしょうか。
ご多用の中と存じますので、お電話だけでも構いません。
ご検討いただけたら幸いです。

季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

このように、新しいプロジェクトを始める場合は、

  • 企画の意図
  • 支援が必要な現場の現状
  • 寄付の使い道

などのポイントを、簡潔に伝えることが大切です。

もし文面だけで寄付をお願いするのが難しい場合は、面会や電話といった次のアクションを依頼するのが有効です。

文例2:年の瀬など、毎年の寄付をお願いするときの手紙

ケーススタディ:関西の貧困家庭に食料を届けている団体が、冬季募金をお願いする場合

こんにちは、一般社団法人〇〇・広報担当の田中です。
12月になり、厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

現在、当団体では「子どもたちに温かい食事を届ける冬の食料募金」を実施しています。
関西の経済困窮世帯に対して、〇〇では資金不足により4世帯中1世帯にしか、支援を届けることができていません。

募金開始から約2週間で、日頃から私たちの活動を応援してくださっている皆さまより、300万円のご寄付をいただいております(今回の目標金額:500万円)。
本当に、ありがとうございます!

子どもたちと家族にとって大切な「冬」の季節。
一人でも多くの子どもが温かい食卓を囲めるよう、ご支援をお願いいたします。

年末はお忙しい方が多いと思いますが、どうぞお体にお気をつけて、良いお年をお迎えください。

毎年の寄付をお願いする場合は、上記のような季節の挨拶を入れるようにしましょう。
「募金の目標金額」と「現在の進捗状況」をお伝えし、資金が不足していることを記載すると良いでしょう。

文例3:寄付してくださった方へのお礼の手紙

ケーススタディ:学生に奨学金を支援する団体が、多額の寄付をいただいた場合

NPO法人〇〇の高橋でございます。
この度は、温かいご支援をいただき、誠にありがとうございました。

先日、徳永様よりいただいた、
「自分も学生のときにお金がなくて困っていたから、昔の自分を助けたい、そんな気持ちで寄付させてもらったよ」
というお言葉が、あれからずっと、心に残っています。

ご自身の経験から、今度は次世代に手を差し伸べる側に回ってくださった徳永様のお気持ちが嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

弊団体では、支援のニーズに対して寄付金が追いつかず、まだまだ多くの子どもたちが支援を待っている現状ですので、こうしてご寄付をいただけますこと、本当にありがたく感じております。

これからも子どもたちが経済的な理由で進学を諦めることのないよう、職員・インターン一同、全力を尽くして参ります。
どうか今後とも、温かいご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

本当に、ありがとうございました。

お礼の手紙は、相手が発した言葉など、その人にしか書けない話題を盛り込むのがポイントです。
連絡は、なるべく早く、相手の記憶も鮮明なうちに送るようにしましょう。


ここまで、寄付をお願いする手紙の文例を3つご紹介させていただきました。

  • 寄付は強制ではないこと
  • 相手の状況を想像すること

この2点が大切です。
文例も参考にしていただきつつ、ぜひあなたの言葉で伝えてみましょう。

この記事を書いた人
鈴木 大悟

この世界のお金の流れを良くしたいという想いがあり、証券会社からNPOに転職しました。 現在はフリーランスのファンドレイザーとして活動しています。 NPOで働く楽しさを知っていただくことで、一人でも多くの方にキャリアの多様な選択肢を届けたい、そんな願いを込めて記事を書いています。